コロナ感染者がじわじわと増えてきた・・。
そして、まん延防止の措置、やがては、緊急事態宣言の可能性もでてきている・・。
その変化は、私たちが取り組んでいるノーリフティングケア普及促進事業にも大きく影響してきています。今年度から、感染対策をしっかりとした上で少しずつ始めた実技研修の開催が厳しい状況になってきています。8月はその予定が多く入っています。
1期生には実技研修3回目と2期生は地域ごとに開催するので4回の開催を予定していました。
会場の確保、使用する福祉用具の準備、そして感染対策に対する対応・・。簡単に場所や日程を変更するという事は難しいのです。今、計画の修正を再検討しているところです。
オンラインでの技術研修も限界があります。DVDをみたからすぐ技術ができるというものではありません。
1期生は、モデル施設の半数がこれまでのNPOの主催する技術研修受講者が職員の中に複数人いてくれました。それは、職場に技術を伝えることができる心強い存在でした。
また、各地域には技術認定に合格した仲間がいるのですが、コロナの問題から、近くにいても、支援の手を差し伸べられないという苦しい事情もありました。
そんな中、今年度から大きな決断をして始めた技術力強化研修では、その技術認定チェック合格者は大きな役割を果たしてくれているのです。地域ごとに、ベッドタスクとして、地域の受講者に付きっ切りで指導してくれているのです。
改めて、素晴らしい仲間が身近にしてくれることに感謝した次第です。これまでの活動は間違っていなかったと・・。
そんな中で、1年半も待たせた3回目の技術認定チェックの再開の計画も不安な状況になってきています。これも、8月に2回予定しているからです。
再開を決断して、オンラインで復習会に熱心に参加してくれている受験者のノーリフティングケアに対する熱い想いのことを考えると、とても厳しい判断を求められているのです。本当に憎い新型コロナウィルス・・。
お願いだから邪魔をしないでと祈りたい気分・・・。