ノーリフティングケア取り組みの事例報告会を開催いたしました。

35施設の方が参加して下さいました。
受講した方から頂いた感想の一部をご紹介いたします。

改善事例のスライドより抜粋

・本日は貴重な時間を設けて頂き、ありがとうございました。
当施設にも経管栄養の利用者様が多くおられます。
以前から、離床についてケアプランを通し検討、促しを行っていますが
なかなか上手くいかず悩んでいる事でした。
また、離床もただ起きるのではなく足を付けて、正しい姿勢で座位をとる。
今回のZOOMを通して、心にグサッと突き刺さるような思いでした。介護者の考え方次第で利用者様の状態に大きな変化が出ることや福祉用具の力の大きさを実感できる時間となりました。

・アンパサンドの清水さん、とても分かりやすくて、データに基づいた非常に説得力のあるプレゼンでした。青森の施設の方の事例報告も、伝えたいことが整理されたスライドと、とても分かりやすくて惹きつけられる説明でした。八女の里もリフトの活用を目指しています。本日参加させて頂き、今私達が取り組んでいること、方向性が決して間違っていないと感じました。
ありがとうございました。

・本日は、各職種7名で参加させていただきました。
終了後も職員は残り、話し始め、リフトの目的を別の角度で知ることができたと感動しておりました。
<終了後に出し合った感想と意見>
今までは、職員の腰痛予防、ご利用者の外傷予防に重心を置いていました。今日の事例で、目的の設定のレベルの高さと結果に驚きと感動でした。職員の達成感やご利用者の生きる意欲や満足度はどれだけのものだったろうと思います。
また、形だけの離床ではなく、思いのある適切な離床。離床が目的ではなく座位を重視する。不安定な座位、手による筋緊張の増強の理解。
筋緊張を起こさせない。筋緊張の緩和が及ぼす効果。
など、皆に知ってほしいと思いました。これからは、ご本人の生活の質の向上に目を向けたくなりました。皆の心が動いて夢と希望を持ってくれるのを期待します。

事務局より
この企画が、ノーリフティングケアに取り組む新たな視点、気づきのきっかけになって良かったと思いました。
アンパサンド清水社長様、本当に素晴らしい講演を有難うございました。

今日は、特別企画を予定しています。

****日時 1月30日 火曜日 14時から15時の予定***

このような機会を企画した理由

実は、年末の挨拶として、本NPOの事務局を訪れたリフトの企業の方から、ある県での取り組みの実践報告の動画を見せていただきました。
15分程度、じっとそのお話の動画を視聴させていただきました。
そして、97歳の方と94歳の2つの事例の変化に驚かされました。
いずれも要介護度5で入所され、拘縮-胃瘻、認知症・・どこでもある事例が自助に向かってどんどん変化していく様を、専門職の一人として感動させられました。こんなに効果が顕著に現れるなんてと驚きました。専門職の一人として、あきらめてはいけない事、そして、真剣に取組んだ結果に、いろんなことを気付かされました。
この事例のお話が聞ける機会をどこかで企画したいと思いました。
真剣に取組んだ成果の喜び・・。
それは専門職だから出来る事・・。
人が足りない、忙しいと逃げていてはダメ、お金がないから福祉用具は買えないというのも・・。抱えたほうが早いという考えも間違っている・・。共助レベルの入居者様が、徐々に自助へ向かって変わっていくことにより、介助時間は短くなっていく。
ならば、人が足りないなら福祉用具をもっと活用すれば楽になる・・。こんなことを教えられました。私も皆さんと同じ専門職の一人として、そんな現場を見れる場所にいる事、ついつい心がときめきました。
この事例のお話を、是非、今、まさにノーリフティングケアに取り組んでいらっしゃる皆様にも視聴していただきたいと、その企業の方にお願いを致しました。
皆様も、ちょっと耳を傾けてみませんか。事前申し込みが必要です。

こんな呼びかけをしたら、何と33施設の方からお申し込みをいただきました。
【福祉用具で人生が変わる❣】改めて、初心を思いだしました。
まさに、私が、この道を選んだ理由。

報告スライドも次のステップへ

いよいよ、報告の動画撮影の準備を進めます。
昨日、県の担当者のスライドの確認が終わりました。丁寧な添削指導に感動と感謝で胸が熱くなりました。
素晴らしい県の職員さんにサポートを受けていることを改めて実感いたしました。そして、感謝❣
27施設中、こまかな修正指導は16施設ありました。
4期生の施設紹介のスライドについては、15施設の内、6施設の修正指導。
事務局として確認した上で送った資料です。それを一つ一つ確認して下さるのですから、本当に頭が下がります。
今朝は、指導を受けた箇所の修正を終え、全施設にすべて返却作業を終えました。
施設の皆様には、これから、動画の収録をしていただきます。
収録マニュアルも配信。
来週からは、収録動画の確認作業になります。
といっても、昨日はアンケートの集計をし、グラフを作成、すべて最終的に数字を確認した上で編集を行いました。そして、これも県に確認をしていただいています。
さらに、まだ4つの地域連絡協議会のスライドの編集と事務局が発信する5年度のすべての取り組みの纏めのスライドも作成中です。
なかなか、終わりません。
これらがすべて整ったら、報告冊子の発行準備と県のホームぺージへの公開をすることになります。12月の後半から、ずっと続いています。
なかなか、終わりません・・・。

筑豊地域連絡協議会を開催!

福岡県ノーリフティングケア普及促進事業
1月25日は筑豊地域連絡協議会を開催いたしました。
今回は、1期生と2期生の取り組み報告をしていただきました。
6施設の取り組みは、流石に3年目、4年目の取り組み内容だと感じました。
施設内での委員の取り組み姿勢も滞ることなく、着実に前進。
その取り組み方にも、各施設の工夫が多く見られました。
技能実習生への指導、それは、まわりの職員にも良い影響となっていました。
身体機能の変化に伴う再アセスメント、ケア方法の変更。
リフト活用に着目する事例の見直し強化。
隣接する同系列の施設との協力体制。
職員への技術力強化に向けた取り組み。
職員一人一人が自発的に取り組む方向性への導き、さらに、関わる外部の介護者や専門職、教育機関に向けた活動の取り組み報告など・・。
本当に驚きました。
3年目、4年目になると、こんなに変わるのだと・・。
4年間事務局として関わってきて、新たな気付きや学びにもなりました。何だか、とても嬉しくなりました。
筑豊地域の皆様、本当に有難うございました。
これからも、頼もしい先輩施設として、後輩施設のアドバイスをお願いいたします。
本当にお疲れ様でした。

27の施設の報告スライド完成

令和5年度福岡県ノーリフティングケア普及促進事業
今年度の取り組みも、いよいよ終盤。
今は振り返り、そして未来に向けて整理する大切な時期です。
今年度も、取り組み報告は福岡県のホームぺージに報告動画と資料を公開いたします。
新規取り組み施設4期生と2年目の3期生モデル施設の27の報告スライドが完成致しましたので、先に各施設様の報告テーマを皆様にご紹介させていただきます。
報告のテーマから、各取り組み施設の努力と苦悩の足跡が・・。
変わることは大変な事ですよね。
でも、皆さん、人手不足の中、懸命に頑張ってくださいました。
また、1期生と2期生は各地域ごとに発表計画を立てています。
明日は筑豊地域、2月は北九州地域、3月は筑後と福岡地域が予定しています。
*3期生・4期生の報告や4つの地域連絡協議会の活動報告、そして腰痛調査や抱え上げ介護の変化、施設の福祉用具の概要等は、準備が整い次第、福岡県のホームぺージに公開予定です。
もうしばらくお待ちください。

 

1月23日福岡地域連絡協議会活動報告

令和5年度 福岡県ノーリフティングケア普及促進事業
福岡地域連絡協議会活動報告です。
1月23日、対面とオンラインのハイブリッド形式にて開催いたしました。10月末のノーリフティングケアフォーラム以来の対面でした。
会場を提供して下さったのは、福岡市早良区の特別養護老人ホーム次郎丸の里様。
福岡地域のノーリフティングケア事業取り組み施設は、県内4つの地域の中で一番施設数が多く18施設が取り組んでいます。
オンラインでのコミュニケーションも限界があり、地域の仲間づくりという点で難しさを感じていました。
特に、新規取組の4期生は7施設もあり、先輩施設からのサポートはとても大切なのですが、意見交換の難しさを感じていた時に、3期生の次郎丸の里さんが会場の提供を含めみんなで集まろうと提案して下さったのでした。
限られた時間でしたが、スラックの活用と合わせて積極的に意見交換を進めて、今後の取り組みに向けて事務局も共に頑張りたいと思います。福岡地域の皆様、宜しくお願い致します。