92歳のおばーちゃんのハプニングの報告の続きです。
実は、急に動けなくなった原因は転倒だったことが判明しました。
膝に水が溜まった原因は転倒でした。上半身に内出血がある事が判明してレントゲンの結果、肩と股関節にひびが入っていたのです。
この事例から学んだこと。最初に少しでも痛いといった時に洋服を脱がせて全身を観察すべきでした。看護師として恥ずかしいと反省しました。
医師の診察時に先生に報告をした際に、手を上げられるし、私たちが触ると痛いといいながら、先生には痛くないと両手や両足を動かしていたのですが・・。
大きく腫れた膝関節のみに気を取られていました。
よく考えてみると、車いすへの移乗介助の際に、とても痛がっていたのですから、触られると痛い部分があったということ。一つひとつの声を確認すべきでした。
しかし、どこで転倒したのだろうか・・。
後で、考えると、最初に駆け付けた前日の夕方にどこかで転倒したらしいということしかわかりません。だから、廊下側の雨戸が開いていたこと、玄関の鍵が開いていたこと・・。これは、前日に閉められなかったということだったようです。
しかし、そうとは考えずに、朝方訪れた人は、雨戸が開いて鍵も開いていたら、朝起きて、今日もいつものことをやっている元気なんだと思ったようです。
在宅の一人暮らしの限界の時が来てしまいました。
取りあえず、ショートスティでようすを見ることになりました。
妄想もあるようです。早く住み慣れた自宅に戻りたいと、足をバタバタと動かす練習もしているそうです。
排泄の問題もあります。今まではトイレに行こうとして間に合わずに紙パンツに漏らす・・。今はトイレに行こうとしても歩けない・・。
間に合わないでもらすという事と、トイレに行けないからおむつに排泄する事とは、当然のことですが違うということですよね。
ポータブルトイレも拒否して、間に合わずに床に排泄してしまうという問題も起きてしまっています。
昨日は、施設にもっていく衣類など必要物品の買い物をしてきました。
おばーちゃんには、治療のために入院をすると説明をしています。
さて、どうなることでしょう。