福岡地域の、申し込み締め切りを23日に延長しました。
午前の部はノーリフティングケアを介護や看護・リハの専門職教育に携わっている教員の方や、今、学んでいる学生の皆様を対象にした講演です。
福岡県ノーリフティングケア普及促進事業は4年目の取り組みをしています。
今、50の介護施設様がノーリフティングケアに取り組んでいます。
そして、介護職員の腰痛は確実に減少してきています。
さらに、日々の介護で持ち上げや抱え上げの介護をしない事を目指し、その介護技術の意識も変わろうとしています。
これまでの調査(2021年実施)では、腰痛の原因は
①移乗介助
②おむつ交換
③入浴介助でした。
しかし、2023年4月に1期生から3期生までのモデル施設を対象にした腰痛の調査結果は、
①おむつ交換
②入浴介助
③移乗介助
と変化しました。
福祉用具を活用して抱え上げない介護が浸透した結果です。
今は、おむつ交換時はベッドの高さ調節をすることを目標にして取り組みを進めているところです。
また、ノーリフティングケアは、介護職の腰痛対策だけでなく、入居者様にとても優しいケアであることも、一度、この技術の違いを経験されることで気付くことと思います。
これまでのケアとは違う優しいケア、このことを知ったら、専門職として、もう元のケアには戻れないと感じてくださると思います。
そのためには、専門職教育も変わって欲しいと思って企画いたしました。
今回の講演では、長年、ノーリフティングケアに取り組んでこられた、北九州市の特別養護老人ホームふじのき園の白石源成講師が現場目線でのお話をして下さいます。
午後の部は、施設の管理者の皆様や職員の皆様を対象にしたお話になります。

筑豊地域も是非、ご参加ください。
