今、私は35の施設の調査のまとめの最終確認中。
そして、昨日は全施設に対して、確定した各施設からの報告テーマの情報共有、さらに、モデル施設の中で、会場内報告数は限定されるために、代表して報告していただく施設の公表を行いました。
どの施設を選ぶか悩んだ結果、3期生からは2施設、1期生と2期生からは各1施設に決定。
3期生は、特養の次郎丸の里さん、
この施設は、毎回の研修をとても楽しい雰囲気でチーム一丸となって進めていました。仲間とともに進めるノーリフティングケアのマネジメント研修が、とても楽しいとお話しされていました。何と、この施設は頑張ったらポイントがついて、ノーリフティングケア休暇が取れるそうですよ。
もう一つは、天神会複合施設にお願いをすることにしました。通所と訪問と2つの住宅型有料老人ホームの連携で取り組みました。新たな形態での取り組みを着々と実践していました。ノーリフティングケアは特養や老健だけではありません。これからは、訪問介護や通所介護でも取り入れて、介護の現場全てにノーリフティングケアを浸透させたいと思っています。
先ずは、その一歩を進めている天神会複合施設の取り組み方を紹介したいと決めました。
次に、2期生を代表してアルテンハイムヨコクラ様にお願いをいたしました。老健施設です。2年目だけどリーダーが人事異動で他部署に変更となりました。新たに配属となった担当者がとても頑張りました。
戸惑いながらの2年目の指導者育成コースを受講。マネジメントと技術について深く学ぶことになりました。そんな戸惑いの中での実践でしたが、とても頼もしいリーダーになってくれました。
特に、コロナのクラスター発生の中で、疲れている介護職員に腰痛体操を取り入れたり、手作りのスライディングシートを作成して抱え上げない介護を継続しました。コロナの中、ノーリフティングケアを中断する施設もある中、しっかりと意識して出来ることから頑張った施設さんです。
そんな前向きで頑張っている施設さんの報告です。是非、聞いて欲しいと思いました。
1期生は本陣園さんに報告していただきます。
3年目の取り組みです。この施設さんは、1年目から着実にノーリフティングケアを定着させています。1年目から、ベッドの高さ調節は当たり前のこと。福祉用具を活用することも着々と浸透させて、もう、元のケアには戻れないと断言されています。私がこの施設の取り組みで伝えたいことは、組織の体制についてです。1年目は施設長が中心となり進めました。しかし、2年目、3年目になるとその体制が変化していきました。施設長は黒子となり、メンバーに委ねていったのです。テーマは、「まき込んで」「任せてみる」ことの大切さ。
3年間、ずっと見ていて、いつも、それを実感させられていました。
メンバーが各々に主体的にノーリフティングケアに取り組んでいる様子が伝わってきていました。
ノーリフティングケアの取り組みに終わりはないと、福岡県の先行モデル施設のふじの木園の須藤施設長さんがおっしゃっています。
当たり前のケアにするには、リーダーや職員みんなが中心とならなければ定着はしないという事を実感させられた施設、それが本陣園さんでした。
その他にも、今年度は8人の1期生が講師見習いとしてマネジメント研修を学んでいただきました。
研修を内側から見ることで新たな学びがあり、さらに、その経験は自施設の取り組みにも影響をすることになったようです。
桜の丘の入江様と本陣園の川端様に経験から学んだことについて報告していただきます。
もう一つの地域連絡協議会からの報告は、今一番活発に連携して動いている筑後地域に報告していただくことにしました。
主体的に動いて、地域連絡協議会の目的に向けて頑張ってくれています。
仲間との絆もでき、地域に広める活動も頑張ってくれています。
何と、来年の5月にはとても大きなイベントも企画しています。既に、準備も進めています。
実践報告会開催の決定は、近日に決まります。
コロナの感染状況を踏まえて、今、協議中。