令和7年度 福岡県ノーリフティングケア普及促進事業の報告です。
いよいよ、新規取組施設6期生の研修がスタート致しました。
事前の関係資料の送付、その後、個別のオンラインテストなど事前調整を済ませ、昨日は第1回目のマネジメント研修を開催致しました。
先ずは、マネジメントとは何か、どんな研修をするのか、どのように取り組みを進めるのかについて説明。
そして、先行して取り組んでいる先輩施設からのメッセージとして、施設長、管理者視点から、この5年間の取り組みで気付いたことを伝えていただきました。
さらに、取組のスタートに際して大切な事を、現場の統括リーダーに伝えていただきました。
6期生は、7月からノーリフティングケアの取組に向けて本格的にスタートすることになりました。
マネジメント研修6日間、技術研修4日間、さらに各々の地域連絡協議会活動に参加して地域で既に取り組んている先輩施設の皆様のサポートを受けながら取り組みを進めます。
この事業は、施設のケアを変えるという新たな取り組みです。個人で学ぶ研修ではありません。
本NPOもこれまで多くの研修会を開催してきました。そして、目からウロコ、感動、とても参考になる学びでした・・等の嬉しい感想も多くいただきました。
しかし、職場全体に新たな技術や考え方を浸透させる事は一人の力ではできません。
まさに、管理者を含む職員が一丸なって取り組まなければなりません。
そして、5年を経過して、ようやく施設への定着を少しずつ確認できるようになりました。つまり、組織を変えて新たな取り組みを定着させるには5年はかかるという事も、これまでの5年間のさまざまな調査の結果、確認できたことでした。
先輩施設を頼る事、分からない事や困ったことは教えてもらいましょう。
最近、続けて開催している各地域の連絡協議会の活動の中でも、各施設の報告事例はとても貴重な情報となっています。
福岡県も、ようやくこんな形でこの事業を進められるようになりました。
そして、これらの研修の講師や指導者となってくれている先導役はすべて県内の取組施設、つまりモデル施設の皆様たちです。
そんな6年目のスタート。
さらに、この事業が益々普及することを目指して取り組みを進めたいと思います。
関係者の皆様、宜しくお願い致します。