マネジメント研修を開催いたしました。

令和5年度福岡県ノーリフティングケア普及促進事業
7月12日の昨日、第2回 新規取り組み施設のためのマネジメント研修を開催いたしました。
77名が受講。
そして、今年度から本格的に講師育成も兼ねて実施しています。
1年目の新規取り組み施設マネジメント研修および2年目の3期生モデル施設のマネジメント力強化研修の両方の研修を担当いたします。
事前の打ち合わせも白石統括講師の元、準備を行いました。
現場目線での具体的な実践例を示しながら分かり易い講義をしててくださいました。
演習では施設数が17施設と多く、個別対応に奮闘していましたが、山形講師が応援して下さり、まさにチーム力で無事に終えました。
関係者の皆様、本当にお疲れ様でした。
受講者アンケートより一部紹介
・4期生、2回目の研修を終えて、本事業でやるべきことが見えてきたようです。
・健康に向けた職場環境づくりを目指し、一緒に働く仲間を守るという考え方に共感しました。働き方を変える意識をもって進めたいと思う。
・ノーリフティングケアの全体共有、一人一人が働き方を変える意識改革のマネージメントがとても重要だと思います。
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今後は、4つの地域連絡協議会でも新規取り組み施設をサポートしていきます。既に7月から具体的に計画が入っています。

試練の一日が来た・・。

朝からとても嫌な気分で出勤。
心の中で2週間前の理不尽な出来事を思い出し、必死に反論をしている自分がいることに気付きました。
運転をしながら心の中で呟いている・・。
思いだしたくないはずなのに・・。
そして、少し忘れかけていたのに・・。
これが現実。
庭の紫陽花の事を考えよう。
残り花も真剣に生きています。

事務局の仕事と想い

いよいよ明日は2回目のマネジメント研修です。昨日の朝、研修資料を送付しました。
今回も容量が大きいのでギガファイル便で送りました。
事前学習のためにと早く送付しても、ダウンロードの期限があり、指定された日までにダウンロードをしていないと期限切れでダウンロードが出来なくなります。
第1回目の際も2施設さんから、もう一度送って欲しいとの連絡が直前にありました。
もう一度・・といわれても、この作業は、再びギガファイルにアップロードしなければなりません。容量が重いほどアップロードに時間もかかります。
研修開始直前は事務局も大変あたふたとしていますので、その合間を縫っての対応に大変でした。今回は3日前に送ったので当日でもダウンロートができると思いました。
また、パソコンが壊れたので、これまでの研修に関するデーターを再び送って欲しいとの連絡もありました。
また、教育用動画の再生ができないので、もう一度送って欲しい・・。メールアドレスを変更、委員の変更連絡、アンケートの集計をしていると調査人数と回答数が合わないという施設もとても多くあり、再確認の依頼。
期限内に未提出の施設もあり、そのやり取りも大切な仕事。
そんな中で計画をしているさまざまな研修の事前準備をして決定事項を通知、そして終わると、総括して県への報告・・。
そのほかにも、支払いの準備や技術研修に必要な機材の準備、お弁当やお茶の手配、関係者への協力依頼・・。
まだまだ多くの対応や雑務がたくさんあります。
そんな中での調査集計作業。
全てを知っているから見えてくること、数年間継続しているから見えてくることなのかもしれません。大切な分析だと思って頑張っています。
施設側の事情も大変です。
多くの情報を知っているのは事務局です。集計結果をしっかりと見極めたいと思います。

年々減少している人手不足の問題、まだまだ続いているコロナ対応、退職や新人教育の課題など、そんな中での取り組みです。やらなければ楽・・。でも、やろうと決意をされた施設さん。
1期生、2期生、3期生のモデル施設の皆様、本当に頑張っています。自施設だけでも大変なのに、この輪を広げようとしてくれているのですもの。
今の私の辛い気持ちをささえてくれているのは、この仲間の皆様です。
本当にありがとう。
今朝の私の素直な想いです。

調査の集計していると見えてくることも。

4年目の事業としてノーリフティングケアの事業に取り組んでいますが、施設の種類も特別養護老人ホームだけでなく、老人保健施設とも関わりが増え始めています。そのほかにも介護の複合施設として取り組んでいる施設さんもあります。通所や居宅、グループホーム等もあります
その施設の特殊性(特徴)もある中での、ノーリフティングケアの取り組みです。

施設環境として、平均要介護度も異なり、職員配置も違ってきます。
施設規模が違えば職員数も異なります。
ユニット型もあれば多床室の施設もあります。まさに、取組施設の状況もいろいろです。

さらに、福祉用具環境の違いもさまざまです。
福祉機器に恵まれていても活用されなければ無意味な事は当然です。
しかし、福祉用具は必要不可欠です。現場では手動ベッドの施設もあります。車いすも標準型が大半を占めている施設あります。ボードやシートの活用以前の問題です。
50の施設の福祉用具環境を確認していると、まだまだ未整備な施設さんも多くあります。
そして、福祉用具の活用技術と利用者さんの身体状況も見極めが必要です。
これらの課題について、一つひとつ整理をして、その対策をしていくのがマネジメント研修です。

また、新たな事に取り組むとき、その事業を理解していただき、共に同じ方向を向くことが求められます。
リスク、福祉用具、教育計画、そして、職員の健康管理などについてチームで取り組んでいきます。そのチームの働きがしっかりと機能することで職場が少しずつ変化していきます。
その結果、抱え上げや持ち上げ介護は減少する、そうすれば職員の腰痛者も減る。利用者さんも優しいケアが受けられる・・・。
ノーリフティングケアに手を挙げ、一歩を踏み出しても、なかなか思うように進まないという現実に直面する施設もあるようです。
職員の中で、この取り組みを理解してくれない人がいる・・。どうしたら、みんなで気持ちをひとつにして取り組みが出来るようになるのでしょうか・・。
先輩施設に聞きたい。そんな声もあります。

そんな、さまざまな現場の課題と向きあいながら、諦めないで継続した結果が取り組み年月による差として、腰痛調査のグラフにも表れているように思うのです。
ケアも進歩しています。抱えたほうが早いというケアは懐かしい思い出にしたいですよね。

事務局としては、諦めないようにサポートする事しかできないけど。

講師育成について

昨年は見習い講師として、第一段階のマネジメント研修での演習指導を担当した講師見習いの4名は、今年度は統括講師指導の下、本格的に講師としてデビューいたします。第2段階です。

講師の挑戦?というと、大丈夫なの、出来るの?なんて思う方もいるかと思いますが、この4名は実際に1期生としてこの事業に取り組んでこられた先輩たちです。
初めての福岡県ノーリフティングケア普及促進事業に手を挙げ、厳しい審査に合格をしモデル施設1期生となりました。
さらに、この3年間、自施設だけでなく、地域連絡協議会で地域の取り組み施設を引っ張ってくれた、事務局の相棒的存在のモデル施設の皆様なのです。

今では、この1期生なくしては考えられない地域連絡協議会活動です。
勿論、この結果は、このモデル施設さんを導いてくださった、これまでの4名の講師の皆様のお陰なのです。改めて感謝しています。本当に有難うございます。

しかし、福岡県の事業としては、次の段階にステップアップさせなければなりません。
「今の取り組み施設さん達はいいなー、先輩施設の実践事例があるので・・・、私たちは何もないところからやらなければなかったよねー!」と、羨ましがっていました。それだけ、大変な現場の苦労や産みの苦しみがあったのでしょう。
テキストに従って伝えるだけでは戸惑うことも多いようです。
施設はすべて規模も内情も異なる中で、自施設としての取り組みをやらなければならないのですから・・。
そんな実体験をもとに、先輩施設としてのメッセージを伝えながら指導できるのは、この1期生の皆様だと思い、昨年から講師養成に着手したのでした。

今回の準備の中で完成していくスライドの中にも、取り組むときに何が知りたいのか、それをどのように伝えるのか・・、そんな想いが伝わってくる講義資料となっていました。

実は、この数日間、私が一番辛い時間を過ごしていた時、来週の第2回マネジメント研修の講義に向けた資料作りを頑張ってくれていました。
そんな皆さんとのやり取りは、気持ちが落ち込んで苦しんでいた私の気持ちの支えとなっていたのでした。
お陰様で、昨日の夕方に4名のスライドが完成しました。
それを導いてくれていた白石統括講師の頼もしい姿、事務局としてスライドをより見やすくと色や文字サイズを修正してくれている坂田副理事長の姿・・。
まさにチームで取り組んでいる・・、これが私たちのやり方なんだと、これまでの取り組み方は、決して間違ってないと密かに心の中で呟きました。
そんな姿をそばでみながら、私は元気をもらっていたのでした。
昨日から気分がすこし回復しているのが実感できました。
入江さん、川端さん、持田さん、山野さん、白石さん、坂田副理事長、本当にお疲れ様でした。そしてありがとうございます。
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そして、まだ、技術指導者も今育成しています。
実際にノーリフティングケアに取り組んでいるモデル施設の中からの技術指導者を育成したいと思っています。
私の想いとしては、さらに、技術もマネジメント講師も、その数を増やさなければならないと思っていますが、、、、、。

私の夢として終わってしまうのかなー。そんな不安もあります。