取組証書で記念写真 その⑪

◆ 北九州の特別養護老人ホーム 風の家さんです。
入所定員150名 16ユニット、介護職員86名(看護やリハ職除く)。 大規模施設としての2年目の挑戦でした。1年目取り組んだ結果の課題を整理して、新たに2年目として委員会を再編成しての取り組みでした。努力の結果も明らかになり、3年目もやる気満々です。是非、取り組みの報告を見てください。

テーマ
大規模施設の挑戦~キーマンは10人の副主任~    https://www.youtube.com/watch?v=S9R8mTbPdkI

◆ 次は、みやま市の特別養護老人ホーム 常照苑サンシャインさんです。
2人の委員さんから取組んだ感想が届きましたのでご紹介いたします。

Aさん: ノーリフティングケアの技術だけでなくマネジメントに関する事等、多くのことを学ぶことができたと思います。目まぐるしく活動する日々でしたが、今回の経験で自分自身や組織というものをしっかりと見つめなおすことができ、プロとしての自覚を持ついい経験にもなりました。

Bさん: 取り組みを始める前まで、福祉用具は準備してありましたが使うことがなく、抱えた方が早いという認識でした。また、取り組みを始めた当初は、正直、計画の作成等が嫌になり、「なんでこんなことをしなければいけないんだろう」という考えでした。しかし、実際に実技を行い、介助者・利用者役を体験したことで、自分だけじゃなく利用者さんにとってもお互いにメリットがあるという事を実感しました。また、他職員からも「取り組みをしてよかった!」という声が多く聞かれています。今では福祉用具が必要不可欠な存在となっています。皆さんも、ノーリフティングケアに挑戦しませんか!

テーマ 『腰痛者ゼロの実現に向けて』  https://www.youtube.com/watch?v=naQRma20SYY

 

介護認定の変更申請

身体状況の変化に伴い、変更申請の手続きをしていただきました。
昨日は、その調査の日でした。
ケアマネさんや施設職員の方の報告や家族からの情報収集をしていただきました。
生年月日はしっかりと言えたそうですが、今は秋と答えたそうです。指示に従えないおばーちゃんに対して職員さんは、さまざまな工夫をしている具体的なお話を聞くことができました。
入浴をさせても、もちろん洗体はできません。拒否をするそうです。そんな時、「お顔に汚れが付いているから綺麗にしましょうね・・」などと言いながら少しずつ洗っていくそうです。食事や洗面・・・日常のすべてに大変な手間をかけている様子でした。
入所して1週間、今入所者の中で一番手間をかけているのがおばーちゃんのようです。
常に誰かがそばにいないと、再び転倒する恐れのある状況なので、事務室に連れていき、職員さんが仕事をしながら相手をしてくれているようです。

本当に、感謝です。

でも、おばーちゃんは憎めない方だそうです。みんなにかわいがられているのが良くわかりました。
憎めないおばーちゃん。それは他人の私も同感です。
だから、とても心配になるのです。そして、つい先日まで関わってくれたヘルパーさんとも、その後の情報は共有しています。みんなが見守っているおばーちゃんです。

早く、施設の生活が楽しくなりますように。

ばーちゃんのその後のようす

我が家に帰りたいという帰宅願望は変わらず、施設のスタッフさんも対応も大変な様子。
しかし、そこはプロ集団。
あれから2回目の入浴もしてくれているようです。
その時のおばーちゃんの言葉「勝手に風呂に入れてから、はらかいちょう(腹が立つ・怒るの田川弁)けど、気持ちよかった!」

少しずつ慣れてくれることを願って見守っています。
そして、打撲部分も少しずつ軽減してきているようす。

相変わらず、ユメル君をいつも抱きしめています。

モデル施設募集中!

福岡県内の介護施設や事業所の皆様、ノーリフティングケアに取組みませんか❣

福岡県ノーリフティングケア普及促進事業も、今年は3年目の取り組みになります。
現在、3期生として取り組む新規のモデル施設様を募集しています。
今年度は、福岡県内4つの地域(福岡・北九州・筑豊・筑後)から、各4施設、合計16施設を募集いたします。
只今、申し込みの受付中です!
締切は5月10日必着。
写真のチラシも、是非、ご参照ください。
応募要領や申込用紙等は、既にご案内済です。
詳しくは、福岡県ノーリフティングケア普及促進事業のホームぺージからも確認できます。

スズランとスズランに似たお花

スズランに似たお花は、班入りアマドコロという名前らしい。
ヒメキンギョソウの裏側に隠れて、今年は例年よりも遅くに開花。


松原さんのお家から持ち帰ったスズランも、初めての植物で育て方も分からず、芽がなかなか出なくて心配したけれど、もう大丈夫なようです。

植物も1年育てて様子を観ると育て方も少し分かってきますが、気温の変化に左右されるので、ちょっとハラハラする花もあります。

毎年、同じようで同じではない❣
人間も同じですよね。

取組証書で記念写真 その⑩

◆ 桂川町の特別養護老人ホーム 明日香園さんです。
筑豊地域の頼もしいリーダー施設です。統括マネージャーの竹山さんを中心に一致団結。筑豊地域を盛り上げようと竹山さんからメッセージを頂きました。『絶対にプラスになるから、みんなで筑豊地域をノーリフティングケアで染めて、一緒に力を合わせて人材確保を目指しましょう❣』『ノーリフティングケアを当たり前にしましょう!!』この施設の方たちも、本NPO主催の研修会には、以前から頻繁に参加してくれていました。技術認定合格者は、昨年の10月の認定試験に合格した2名を合わせると3名になりました。益々、指導の体制が整ってきました。職員への技術指導は日々の業務の中に計画的に組み入れています。

テーマ 見直すことの大切さ、続けることの難しさ
https://www.youtube.com/watch?v=ifOXdLXDKec

◆次は、福岡地域の老健施設 さわら老健センターさんです。
老健施設として在宅復帰に向けた支援のためのノーリフティングケアを実践。
そして、それを地域のネットワークに発信するという使命を意識しながら、頑張っています。先ずは、施設、そして法人内、さらに地域に向けた普及を目指して、取り組まなければなりません。そんな、施設の取り組みの概要について、是非、報告の動画を視聴してくださいね。
そして、一緒にノーリフティングケアを始めませんか!
テーマ 『ノーリフティングケア2年目の挑戦!』~法人内、地域への普及活動と施設での取り組み~
https://www.youtube.com/watch?v=Mk4ncUaTXck
 

取組証書で記念写真 その⑨

◆ 飯塚市の特別養護老人ホームくぬぎ苑さんです。
くぬぎ苑さんから頂いたメッセージです。
『くぬぎ苑は令和3年度に参画させていただきましたが、応募前は「困っていた」というより「今取り組んでいることを続ければいいじゃないか」という意見が大半であったと思います。取り組み以前に実施していた内容も全てを否定するわけではありませんが、実際に取り組んでからは新しい認知が増え、内発的に「こういう風に考えていこう」という機会が増えたと感じています。このやり方はだめでこのやり方は良いという白か黒かではなく、白も黒も状況次第で変わることを認めあえる環境こそが、取り組みが加速する第一歩と感じていますし、今までを否定してやり直すのではなく、ビルドアップできた1年だと感じています。成長をしたいと感じるならば、自分たちの知らない一歩を踏み出すことはとても大切ですね。』
福祉用具環境は取組前から揃っていました。しかし、なかなか定着しない・・。そこからスタートしました。そして、どのように取り組みを進めていったのか、ぜひ、報告を聞いてください。
テーマ
ノーリフティングケアの定着と実践
組織づくりとコミュニケーション
https://www.youtube.com/watch?v=JwVGdZAKD7k
◆次は、北九州地域の足原のぞみ苑さんです。
取組前の課題を整理することからスタートしました。
そして、管理する側の改善から取り組んでいます。
さらに、今後の目標を明確にして進み始めています。
これからの変化に期待大です。
詳しくは、報告内容をご覧ください。
  テーマ
  利用者と職員を守る取り組みで起きた施設の変化
  ~多職種の協働で前進~
https://www.youtube.com/watch?v=gCWDaBxA2z0

昨日の出来ごと

昨日は、豊田理事長と打ち合わせのため、熊本まで行ってきました。
昼前に出て、夕方帰着。
その帰り途中に、おばーちゃんのいる施設へ立ち寄ってきました。
相変わらず、施設のスタッフさんを困られている様子。
タクシーを呼んでくれといつも言うそうです。
昨日は、施設への出張美容室があり、髪をカットしてもらいました。
2年ぶりのヘアカットかなー?
施設長が写真を送ってくれましたが、表情はちょっとふてくされているようす。
でも、そばには、しっかりとユメル君が寄り添ってくれていました。

そして、今日は2回目の入浴日らしいのですが、果たして入ってくれるのかしら?
また、おばーちゃんのいない時間にお部屋の様子を建物の窓から見せてくれました。歩いてはいけませんと言っても聞いてはくれません。どんなに足が痛くても歩こうとするそうです。
居室は一人部屋でトイレ付。ベッドの配置を工夫してくれていました。
そして、車いすにもベッドサイドにも離床センサーが設置されていました。

そんな、頑固なおばーちゃん。
いつでも帰れるようにと、自分でオーバーテーブルの上には荷物を袋にいれてまとめているとのこと。
おばーちゃんが自宅に帰る願望がなくなる時がくるのだろうか・・。
ユメル君、おばーちゃんを支えてね。

在宅でのお世話は明らかに困難。でも、おばーちゃんは自宅に帰りたい。
とても切ない現実に涙が出てきます。

施設に入ったおばーちゃんのこと。

在宅介護の限界・・。
高齢、一人暮らし・・。
これまで、よく頑張ったおばーちゃん。
7日からショートスティに入りました。転倒の際の打撲はかなり痛々しい内出血がみられるようです。
どこで、転倒し、どのようにベッドまで戻ったのか、そんなおばーちゃんの様子を想像すると心が痛みます。
施設に入ってからも帰宅願望は強く、施設の皆様に大変ご迷惑をかけているようです。
歩いてはいけない・・。そんな注意は聞きません。痛くても無理やりトイレに行こうとするようです。離床センサーも使ってくれていますが、なかなか指示を聞いてくれないようです。

そんな中で、あの手、この手と工夫してくれています。

再び転倒することが怖いのですが・・。そんな心配はおばーちゃんには聞こえません。
新しい生活に慣れてくれればと願うばかりです。
そんな、おばーちゃんの様子を、施設の職員は電話で教えてくれます。
そして、入所して2日目に何と入浴をしたとのこと。私の知る限りでも5年ぶり、いいえ、それ以上、入浴していないと思います。
流石にプロのお仕事。介護スタッフの皆様に感動しました。
そして、改めて全身の観察をしてくださいました。
腕と恥骨部に内出血があるとのことでした。

おばーちゃんの変化、とても気になります。毎日奮闘していただいている施設のスタッフさんに、心から感謝します。

平均要介護度4以上の中で、今一番大変な事例になっていることでしょう。