5年間の取り組みから見えてきたこと。

作成したグラフは調査結果の一部。
腰痛調査については、かなり細かく調査をしていますが、ここで紹介をするのは概要のみ。各施設の詳細の結果は、痛みのある方については、各施設様で個々に分析し検討されています。
そんな中で、年々、腰痛は減少していたのに、施設が集計してみると、1名から2名、常に痛みがある人が増えている施設もあり、関係者はショックを受けていた。こんなに頑張っていたのに・・・と。
その原因調査の結果、腰痛があるからノーリフティングケアに取り組んでいる施設に就職をした方や新規職員に痛みがあることが判明しました。

腰痛があった人が腰痛対策をしている施設に就職。しかし、慣れるまでは時間が必要。その結果、腰痛が出現する例もあると思う。
また、特に新卒者に腰痛が出現している事に注目。
新たな仕事の環境に慣れるまでの変化の一つとして腰痛が発生しているようです。
少しずつ新たな仕事に慣れていく過程の中で、現場も徐々に仕事量が増していくなどの変化も、なかなかすぐには改善しない理由のようにも考えられます。
そんな環境への適応機関の中の変化としての身体的な負担の一つなのかもしれない・・。
半年間の間に腰痛となった人たち。
これからノーリフティングケアを実践している職場の中で、この後に、腰痛がどのように変化するのか気になるところである。

2日間の休養

思い切って2日間休んで、のんびり過ごしました。
とはいえ、習慣って怖い。
休みにやらなければならない事をメモをして、一つひとつ終わるとチェックをしてしまう。
この2日間の予定したチェック項目でやらなかったことは美容院でのカットだけ。
理由は出かけたくなかったから。
庭の手入れや草取り、掃除、料理、洗濯、アイロンがけ・・・など日常的な主婦の仕事に時間をかけられるゆとり時間。そして、合間にはテレビをのんびりと観る。
でも、この時間は2日間もあれば十分で、もしも、まだ休みがあったら何をするのかなーと。
とはいえ、やはり、いま気になっている仕事の事は、何度も夢にまででてきてしまう。
本当に具体的で現実的な夢・・。
そて、今日から現実に戻って、頑張ろうかなー。

事前準備の苦労・・。

年度末のまとめの段階にやらなければならない多くの作業と同時にやらなければならないのが次に向けた準備。
これが、またまたとても大変です。
これまでのことを踏まえての新たなスタートの為の産みの苦しみ。
同じことを継続するのは簡単。でも、この事業は毎回、新たな道を探りながら決断していることも多く、まさに産みの苦しみばかり続いています。
いろんなことを考えるので、ふとアイデアが出てきたり・・・。
関係者と何度も相談をしたり・・。

事前に考えた企画を具体的にするためのさまざまな作業もあります。
昨日は年間の研修の流れの案を作成。さらに、その中で作成しなければならないさまざまな基準書を作成。
コツコツとパソコンに向かって具体的にする作業は時間もかかります。
そんな産みの苦しみは、なかなか表だけ見ていると解らないだろうなーと思う。
何事も一つのものを作り上げることは大変です。
話したことを具体的な形にする。その作成した形は、何度も何度も修正を重ねながらより確かなものになる。
これが、裏方の見えない作業。
簡単にはできない、膨大な時間を費やしている。
完成した道を歩くのは楽。でも、新たな道を作成する苦労は本当に大変です。
言うは易く行うは難し。
好んで、こんな道を歩いているわけではないけれど、何故か、これが私の人生なのかもしれないと感じることが多いなー。
数時間、パソコンの前でコツコツ作業をしていると、スマートウォッチが合図をしてくれる。そろそろスタンドアップの時間だと。
今月はお正月があったにもかかわらず、休んだのは1日と11日の2日間だけ。
今週末は絶対に休むと決めているが・・・。

令和7年度のNPO福祉用具ネット会員の更新手続き中です。

この時期から、NPOの会員の更新手続きを行っています。
既に長年会員として支えて下さっている皆様から会費の振込をしていただいています。
改めて、会員の皆様に感謝です。
皆様、本当に有難うございます。
コロナ感染症と同時にスタートしたノーリフティングケア普及促進事業。
当初は感染対策のためにさまざまなイベントが開催できなくなりました。
NPOの主な事業は研修会の開催や福祉用具に関する事例支援、さらに開発相談です。
令和10年からスタートした福岡県立大学福祉用具研究会も、今は全く活動をしていません。そもそも、本NPOは、その福祉用具研究会から分離独立したもの。
それが、今では、その研究会も自然消滅の状態。
さらに、年々、ノーリフティングケアの事業が大変になる中、本来のNPOの研修会も開催する時間や場所もなく活動できていないのが現状なのです。

そんな状況の中、これまでと変わらず会員として会費を支払ってくださっている皆様には本当に申し訳なく感じています。
とはいえ、研修会に参加できるメリットも殆どない中、会員さんも自然と減少しているのも事実です。
益々、激務になる中、なかなか会員の皆様の期待に沿えないのですが、『NPOの頑張りに対して陰ながら応援していますよ』というメッセージと共に会費をお支払いしていただいている方には本当に感謝の気持ちでいっぱいになります。

殆どの方たちが設立当初から継続してくれている皆様たち・・。
また、医療や介護の方たちだけではありません。
モノづくりで共に仕事をした企業の関係者も多くいます。
地域も様々です。
東京から支援していただいている方も数名います。
設立から20年以上も経つと、定年を迎えている企業の皆様もいますが、変わらず見守ってくれています。
一昨日には、大根をたくさん送ってくださいました。その方は、共同開発者の企業のOBの方。毎年、年に数回、手作り野菜を送ってくださっています。
ラインやメールでも励まして下さっています。


会員の中には、県大の卒業生もいます。今では立派になられています。
会員としてNPOの活動を応援して下さっている。それも20年以上も・・・。

見返りを求めない支援には本当に心を打たれます。
私が頑張れる一番の源なのかもしれない・・。
何十年も優しく見守ってくださっている方たちに感謝しながら、しっかりと頑張らなければと思います❣

昨日はNPOの経理の仕事も頑張りました。

経理担当者なんていないので、日々の帳簿は通帳。
その通帳を定期的に帳簿に整理していかなければなりません。
昨日はスライドが完成したので貴重な隙間時間。
一日、必死で入力作業。
事業別、経費の科目分けなどをしました。
その入力の際に一つの数字の入力間違いがあると何度も何度も通帳と照らし合わせた確認作業をしなければなりませんが、合わない訳はないのですが、やはり入力間違いはあります。
全てが合致して、ようやく一区切り。
まだまだ、隙間時間にやらなければならない事がたくさんあります。
今日も頑張らなければ・・・。

実践報告書は次の段階へ

昨日、いろいろ検討した結果、令和6年度実践報告の冊子は200ページになる予定。
印刷費用も、当初の予定よりもオーバーする見込み。
発行に関わる編集校正は知人に助けてもらいながら自分でやるつもり。
これらを印刷会社に頼めば、はるかにオーバーになることはわかっている事なので、これまでの4年間もすべて自分で編集をしてきました。
しなければならない事は、妥協したくないので、何とかやりくりをして完成させたいと思っています。
表紙のデザインは知人に助けていただく予定で、既に、その準備も進んでいます。
年々、施設数が増えているし、その施設の仲間が、本当によく頑張ってくれているので、結果として残したいと頑張っています。
報告冊子は記録物として残るもの。後で振り返る際の貴重な資料。
県のホームぺージにも記録として残して下さっていますが、冊子は関係者と共有できる大切な資料。

これまでの報告書も大切に保存し、新たな仲間にもすべて提供してきている。
そんな大切な資料、今年はどんなデザインになるか・・。

写真は、5期生に郵送した、これまでの取組資料。
毎年、施設のプロジェクト委員全員分として各5セットを送るようにしていますが、流石に最初の頃の2年度・3年度分は、各施設に1セットしか送れませんでした。

一方、発表動画の収録準備も進めています。
これも、40施設の撮影と確認作業は大変です。
そして、その後はプロに編集依頼。
ということで、少しずつ、次のステップに進んでいます。

令和6年度福岡県ノーリフティングケア普及促進事業のまとめ

令和6年度の実践報告のスライドが完成致しました。
今年度の発表は40件。
①新規取組施設 5期生 10施設
②2年目の4期生施設 14施設
③1期生~3期生までの施設は12月に各地域ごとに実践報告会を実施し、その中から選ばれた今年度の代表施設 12施設
④4つの地域連絡協議会の1年間の活動報告

全ての報告スライドが完成致しましたので、今後は発表動画の収録をします。その後、福岡県のホームぺージに公開予定。

各々に特徴のある取り組み方があり、まさに40の物語でした。
スライド作成を通して、皆様としっかりと向きあい、現場のお話しをたくさん聞かせていただきました。ありがとうございました。

さらに、事務局は、1期生から5期生までの全ての施設について、今年度も調査を実施いたしました。
福岡県では全施設の取組施設に対して、6月と12月に以下の項目について調査しています。
①施設の概要
②福祉用具環境の変化
③施設の現場の介護職員(1797人)に対する腰痛調査や抱え上げ介護の状況の変化
さらに、
④今回から29項目のマネジメントの施設の取組状況に対する自己評価を実施し、取組の定着ための進捗確認をしていただきました。

これらの全ては、取組の年度別、施設別にまとめています。
5年間の取り組みだから見えてくることがあります。
施設の状況の変化も年々変化しています。
そんな中で、コツコツでも継続することの大切さが見えてきます。
既に、全施設様には結果も報告しています。

取組施設はお互いのデータが刺激にもなり、取り組み方も参考になることがたくさんあります。
多くの施設と一緒に取り組んで、お互いに刺激しあい、ささえあいながら福岡県ノーリフティングケアは取り組んでいます。

これから、これらの結果は報告書としてまとめます。
事務局はさらに、この1年間の事業の概要をスライド90枚にまとめました。
全施設の紹介
5期生・4期生に対する技術とマネジメント研修の結果
指導者育成の結果
地域連絡協議会など・・・

ということで、実は12月から2月までは事務局は大忙しです。
2月中にはまとめ上げたいと思っています。

調査結果の速報です。

やはり、施設に定着するまでの年数は5年はかかるというかなー。
1期生は確実に先輩として頑張っていますね。

ノーリフティングケアマネジメントの29項目評価結果

令和6年度 福岡県ノーリフティングケアマネジメントチェック29項目 PDF

上記の29のチェック項目についての各施設の達成状況出来ている・少しできている・全く出来ていないと3段階評価の年度別の平均点の比較

腰痛と抱え上げ介護の全施設の比較